2025年7月24日木曜日

銚子ツーリング

 みなさま、お疲れ様です。


7月も後半戦に突入し、日本列島の干物でも作っているかのような激暑が連日続いております。

この時期はクーラー全開の冷え切った屋内と灼熱の日差しが降り注ぐ屋外をひたすら行き来するような生活になってしまいますが、これって自律神経に悪影響とか無いんでしょうかね?


暑さのあまり、この前セブンイレブンでICEBOXを買ったところ、1個130円くらいになっていて驚きました。

自分が学生だった頃は100円ほどで買えた記憶です。

猛暑だからって足元みてませんか、〇永製菓さん?


ICEBOXに三ツ矢サイダーを注ぐと神の飲料が完成するというライフハックは大変有名ですが、正直なところ個人的にはあれは甘すぎて本来の爽快感が消えてしまっていると思います。

火照った身体をさっぱりと冷やしたい時には、ゼロコーラなどの甘さ控えめの炭酸飲料の方が合ってるのではないでしょうか。

最近はフレーバー付きの炭酸水とかも充実してますので、そういう選択肢もあるでしょう。


まあ、結局は個人の好みでしかありません。

法に触れない範囲でいろいろブチ込んでみましょう。



さて、ひと通りステマも終わったので、今回の本題に入ります。


先週日曜日に知人と銚子までツーリングしてまいりました。


首都高→京葉道路→千葉東金道路とシームレスに経由した後、東金九十九里有料道路という長閑な田園風景を左右に望める片道1車線の道路を走り、さらにそこから九十九里有料道路という海岸沿いの道を走り抜ければ、千葉の最東端(チーバくんの耳の先っぽ)である銚子の街に到着です。

日曜日とはいえ千葉方面は渋滞もほぼ無く、常時強烈な日光やエンジンの熱気を浴びながらも目的地まで颯爽と駆け抜けることができました。

それでも片道3時間近くはかかりましたけれども。


九十九里有料道路はご存知の方も多いと思いますが、一応説明しておくと通称「波乗り道路」(ポ〇モンにありそう)と呼ばれる、広大無辺な九十九里浜、そして果てしなく続く海岸線を一望しながら走ることのできる観光名所的な道路です。

行き先が銚子方面なので今回は右手に海岸線を位置取るかたちでの走行となりました。

たっぷりと海景色を眺めることができますので、ただ運転しているだけなのにまるで海水浴でもしたかのような充実感を味わえます。

ちなみに当然ながら左側通行の道路ですので、スタート地点である真亀料金所から海に向かって左手側の銚子方面ではなく、右手側の勝浦方面へのルートであればさらに海浜が近まって見晴らしの良い状況を楽しむことが可能です。


が、どちらの方面を目指すにせよ、あくまでも運転に集中することが大前提です。

前方不注意には気を付けましょう。



今回は割と行き当たりばったりのプランニングで突撃しました。

とりあえずメシ食ってから、後は現地で考えればいいやみたいなノリです。


銚子漁港に到着して、まずは海鮮丼をいただきました。

お店の名前はすっかり忘れてしまったのですが、店内に有名人が来店した際の写真が額縁に入れられて複数飾られていましたので、それ相応に名のあるお店なのだと思います。

3200円(大盛りにしたら米の量が野球部レベルになってしまった…)の海鮮丼で、ウニは入っていなかったもののイクラが結構多めに載っており、他にも13種類の色鮮やかな魚貝類が散りばめられていて、さながら宝石箱のようでした。



食後、テキトーにスマホを弄ってその後のプランを練ります。

そうしたところ、意外にも観光スポットが近辺に集中していることが判明しました。


銚子ポートタワーにのぼって風情ある銚子の街を一望し、ついでに売店でお土産も調達します。

自分はこういう時に醤油を買わないような意外性のある男を目指しているのですが、売店には醤油くらいしか分かり易いお土産が存在せず、もはや醤油一択でした。


余談ですが、ポートタワー内にはアマガミ(すごく有名なギャルゲー)の展示や物販コーナーが設営されていました。

小生、作品をプレイしたことはないため細かい設定等は寡聞にして存じ上げません。

町おこし的なヤツなのは雰囲気で理解できましたので後ほど独自に調べたところ、どうやら原作であるギャルゲーの方ではなくてそれをアニメ化した方の舞台が銚子市をモデルにしているとのお話でした。

原作とアニメで舞台が違うんか…?とか、何を思って銚子をチョイスしたんだろう?とかの疑問は残るものの、この国の近代文化についてまたひとつ博識になれたので良しとしましょう。


続いて犬吠埼灯台を訪れ、かの有名な東映映画OP「荒磯に波」の現場を観光してまいりました。

不勉強なもので、現地で初めて東映のOPが犬吠埼で撮影されたという事実を知ったわけなのですが、心なしか実物の岩は幼少期に映画館のスクリーンで見せつけられたものよりも二回りほどシェイプアップしているような気がしました。

まあ色々削れたのでしょう。



この時点で日は傾き始めていました。

しかし、海沿いなので時折涼しげな潮風が吹き抜けはするものの、基本的にはこの時間帯でも都内と同じような猛暑です。


暑さと熱気に耐えながら犬吠埼灯台の99段の螺旋階段も何とかクリアし、最後は銚子電鉄の終着駅である外川駅を観光して、この日の旅程を終えました。


旅の締めくくりとなった夕暮れ時の外川駅には、言葉にならないノスタルジーがありました。

きっと長い月日のなかで数々の出逢いや別れを見守ってきた駅なのだろうと思います。



とはいえ、家に帰るまでがツーリング。


帰路は海沿いメインであった往路とは異なるルートを選択し、銚子ドーバーラインと呼ばれる、屛風ヶ浦の上部に悠然と伸びた直線道路を走行しました。

立地としてはすぐ隣に海岸があるはずなのですが、道路の両脇には延々と木々や植物が生い茂っているため、どちらかというと山道を走っている感覚です。


それにしても、150馬力のリッターバイクで直線をのんびりと流すというのも、なかなかに味がありました。



観光よりも移動時間の方が倍以上かかりましたが、ツーリングなんて大抵の場合はそんなもんです。

バイクは運転中もアミューズメントなので、移動が長ければ長いほど楽しいのです。


家に着く頃には夜の9時前で、しかもヘルメットにもバイクのスクリーンにも走行中にぶつかってきて潰れてしまった勇敢な羽虫たちが大量に付着していました。

見慣れてないとかなりキツい絵面でしょうが、夏場、特に田舎方面のツーリングではあるあるです。


ある意味、これも一日の充実度をあらわすバロメータなのかもしれません。



それでは今回はこの辺りで。




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夏の終わり