みなさま、お疲れ様です。
8月も終わりに近づいてまいりました。
日が落ちる時間も少しずつ早まり、ひぐらしの鳴き声が徐々に遠ざかっていくのを感じます。
夏とは不思議な季節で、気の狂いそうな猛暑に散々文句を垂れながらも、過ぎ去ってしまうと途端にあれだけ不快だったはずの暑気や日差しが恋しくなります。
まるで激辛グルメのようです。
キッズたちの夏休みも残すところあと2日でしょうか。
今年は9月1日が月曜日なので、夏休み終了と同時にフル稼働することになるのですかね。
そもそも昨今の小学校も9月1日から始業なのか、それすら知らないのですが…
この時期になるとキッズたちもブルーになる子が多いと聞きます。
そう言うと不登校やイジメといったマイナスイメージを連想してしまいがちですが、学校が決して嫌いではない子ですら、夏休みという心躍る特別な時間が終わってしまうことへの寂寥感には抗えないと思います。
まあそういうアップダウンの繰り返しが人生です。
良かった日というのは悪い日を乗り越えるための踏み台みたいなものです。
ぜひ夏休みの楽しかった出来事を胸に抱きながら、あと2日間がんばって残りの宿題を片付けましょう(小学生がこんなブログ読まんか)。
今回は柄にもなくアンニュイな雰囲気です。
最近押し入れからPSPを引っ張り出して、ぼくなつ2のリメイクを熱心にプレイしている影響でしょうか。
1975年の8月が舞台なので、当然ながら自分は作中のような夏休みは全く経験しておりません(何なら小学生時分から夏休みにぼくなつ2をプレイしていた気がします…精神年齢に進歩が無い…)。
それなのに、プレイしているとなぜか小学生時代の夏の日の記憶がくすぐられるようなノスタルジックな気分になります。
時代によって町の風景や世間の価値観、子供たちの遊びの在り方は移り変われども、夏休みへの憧憬という人々の根底にある感情は共通不変なのかもしれません。
初代ぼくなつには「8月32日バグ」という有名なバグ技があります。
通常であれば8月31日でエンディングを迎えるはずが、特定の操作をすることで8月32日以降の世界へと突入できるというものです。
とにかく衝撃的な光景を拝めるバグ技です。
「9月1日」という大いなる恐怖からの逃避とそれによって人間の精神が崩壊していく様を(セーブデータ損傷の危険がある点も含めて)見せつけられているかのような、とても偶然生じたバグとは思えないほどに深いメッセージ性があります。
しかし、開発者インタビューによると初代ぼくなつの発売から2年後にはじめて発見されたバグだそうで、まったく意図的なものではないとのことでした。
本当に偶然、作品内容にマッチした意味深なバグが発生したというのは、まさに奇跡のようなお話です。
自分はこのバグを通じて、無限に続く幸福というのはかえって人をおかしくさせてしまうような非常に危ういものだという教訓を得ました。
そんなわけで、キッズのみんなにも去りゆく夏にはあまり気を落とさないでもらいたいものです。
それでは、また。
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