2026年2月27日金曜日

ナマズ美味し かの浦

 みなさま、グッドイブニングエブリワン


先日の天皇誕生日は都内の気温が20度を上回りました。

22日の夜はほどほどに肌寒く、寝てる間は暖房をONにしていたので、翌朝は異様な寝苦しさを感じながら、あまり気持ちの良くない目醒めを迎えてしまいました。


自分は6~8月くらいの暑い時期であってもクーラーをフルパワー(といっても26℃くらいですが)で稼働させながら、一年中、冬布団で就寝しています。

生地の薄い夏布団ではまるで何も被らずに横たわっている感じがして、どうも落ち着かない気分になってしまって寝つきが悪くなるのです。


ですから、この日は夏日並みの気温であったにもかかわらず暖房の効いた部屋で厚手の布団を頭まですっぽり被りながら惰眠を貪っていたものであり、そりゃあ寝苦しくて当たり前でした。

2月に寝巻がじっとりと汗ばむことなんてインフルか何かで高熱を出した時くらいかと思っていましたが、まさか純粋な気候のポテンシャルだけでその領域にまでいけるとは。



さて、グダグダと前置きが長くなりましたが、今回は意外にも今年初となるツーリング回です。

前回記事の文末にもチロっと書きましたように、こないだの三連休を使って茨城県は霞ヶ浦のツーリングに興じてまいりました。


過去に記事のネタにしたかは忘却の彼方なのですけど、実は昨年2月末の三連休にも茨城の県南をツーリングしており、その時は牛久大仏や鹿島神宮を廻りました。

その際、霞ヶ浦も旅程の終盤に組み込んではいたものの、大仏の胎内(体内ではなく胎内と表現するそうです。)が予想外にバラエティーに富んでいたり、北浦に浮かぶ鳥居(一之鳥居とかいうやつです。)が夕焼けバックでめちゃくちゃ激エモだったりと、嬉しい誤算が続いた結果、スケジュールが大幅に押してしまって、霞ヶ浦に到着した頃には辺りは真っ暗というやや消化不良なラストを迎えたのでした。


全てを呑み込むダークマターを海に溶かしたかのような広大な暗黒の水たまりを目の前に、深夜に来たら海坊主(浦坊主?)でも出てきそうだなと戦慄した思い出があります。

このままでは自分の中での霞ヶ浦のイメージがバミューダ海域のような不気味な場所になってしまう…



そんな経緯があり、ちょうど一年前の忘れ物を取りに行くぜベイべというコンセプトのもと、今回は完全に霞ヶ浦のみに特化した覚悟のツーリングプランを敢行してきた次第です。


具体的なプランとしては至ってシンプルで、霞ヶ浦を1周するというもの……だったのですが、これは道中で紆余曲折があり1周ではなく約半周で妥協することに。


霞ヶ浦の外周には「りんりんロード」というサイクリングロードが敷設されており、サイクリングとは名ばかりで実際には自動車やオートバイも走行することが可能です。


とはいえ、やはり正体はサイクリングロードですから道幅は自動車のすれ違いがかなり窮屈なほどに狭く、しかも道と霞ヶ浦との境界に柵やガードレールの類も設置されていないため、まかり間違っても国道感覚でスッ飛ばせる道路ではありません。

この日も心地の良いぽかぽか陽気で、まるで悟りを開いたかのように穏やかな霞ヶ浦の湖面を横目に、時折ロードバイクの集団やツーリング中のバイカー同志らとすれ違いながらまったりと周遊しました。


景色を眺め、空気の流れを感じ、のどかな春の陽に包まれながら平坦な道をのんびりと走る――

難度の高いワインディングを攻める時のような緊張感はまったくありません。


しかし、静謐のなかでエンジンの鼓動だけが自分に語り掛けてくるという状況は、これもまた紛れもなくバイクとの対話なのだという事実を思わせます。


結局のところただの田舎道なので、道中に派手なオブジェクトや面白味のある施設などが存在するわけではありません(ちょっとした公園程度はありますけど)。

この「何もない」空間を自然と一体化しながらひたすらに走り続けるという行為は、煩悩まみれの一個のライダーにとってまるで座禅や瞑想かのような神秘性が感じられました。


空も雲も水面もすべてが穏やかです。

それにしても霞ヶ浦は間近でみると海と見紛うほどに雄大でした。

泳いでもいいんでしょうかね…?




愛車の記念写真は夕暮れ時に撮影するのが自分のポリシーです。

マットカラーの車体に夕焼けの茜色が映えます。

そういえばこのブログでは初登場でしょうか。







冒頭で霞ケ浦を約半周したと述べましたが、正確には1周が約130kmであるのに対して、今回私が走破したのは約70kmでした(キョリ測でガチの測り方をしたので間違いないです)。

まず、「道の駅たまつくり」という霞ヶ浦とは運命共同体といっても過言ではないほどの重要な観光施設に立ち寄り、そこをスタート地点として、土浦市にある霞ヶ浦総合公園という施設までほぼノンストップで走行しました。



拾った画像をiPhoneでササっと加工したものです。
赤いラインを引いてある箇所が今回走行したルート(時計回りに走行)となっています。

写真でみると全周の7割くらいは走っているような印象ですが、距離に置き換えると6割弱との結果でした。

霞ヶ浦総合公園に到着した頃には日没しており、ちょうど土浦のインターチェンジも近い場所だったので、ここらが潮時だろうということで約半日の霞ヶ浦ツーリングが幕を閉じました。



最後に出発地点でもある「道の駅たまつくり」で食べたナマズバーガーを少しだけご紹介して筆を置きます。

そもそも霞ヶ浦ではアメリカナマズが大量発生していて、生態系や漁業に深刻な悪影響を及ぼしているらしく、その解決策として「釣って、食う」という非常にシンプルな方法が盛んに用いられているようなのです。

「道の駅たまつくり」でもその一環として、アメリカナマズの魚肉を使用したナマズバーガー(商品名「なめパックン」)をフードコートで提供しており、マツコの知らない世界などでも紹介されて、それなりの知名度を獲得しています。

「なめパックン」とは行方市の「なめ」とパックンチョの「パックン」を掛けた名称のようですが、どことなくヌメヌメしてそうな語感があり、いかにもナマズっぽいと思いました。


1個650円という一見すると観光地価格かと思いきや、よく考えると昨今のハンバーガー事情に照らせば割と適正価格な気がする「なめパックン」をレジで注文し、待つこと凡そ15分。

いよいよ未知との遭遇…ナマズバーガーとのご対面です。


パティがナマズであることを除いては、かなりシンプルなハンバーガーでした。

香ばしいバンズにシャキシャキのレタスとキャベツの千切り、そして主役であるナマズのフライが挟まれており、甘酸っぱいトマトソースで仕立てられています。

気になるナマズのお味ですが、胡乱な見た目のイメージとは裏腹にお上品にさっぱりした白身魚でありつつも、歯応えの肉感が強く、噛めば噛むほどに魚の味が滲み出てくるという不思議な味わいでした。



ともすればゲテモノかと思いきや、実際にはクセの少ない万人受けしそうな素朴な味です。

また、そもそもフィッシュバーガーとしての完成度が高く、眼前に広がる霞ケ浦を一望しながら美味しいハンバーガーを頬張るというのはなかなかハイカラな体験でした。




道の駅たまつくりでは「なめパックン」に留まらず、ナマズの切り身や加工品などといった多種多様なナマズ商品を購入することができます。

道の駅で鮮魚が売られているの自体が初めて目撃したものである上に、ナマズの切り身なんて近所のダ〇エーや○オンでは絶対にお目にかかれないので、わりかし衝撃的な光景でした。


また当然ながら、ナマズ以外にも茨城県産の新鮮な野菜や穀類、加工食品やスイーツなどの豊富なお土産物を入手することが可能です。

霞ヶ浦周回に興じるのはオートバイか自転車趣味でもないとハードルが高いとは思いますが、道の駅たまつくりには誰でも気軽に立ち寄れるはずです。

霞ヶ浦付近を旅行される際には、ぜひ道の駅たまつくりにも足を運び、「なめパックン」に挑戦してみてはいかがでしょう。


それでは、また。



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