みなさま、こんにちは
10月後半からめっきり寒くなってきました。
冷房も暖房も不要なこの時期が一番気が楽だったりします。
さて、今日は久しぶりに野球回にしようと思います。
あとひとつ。
……いきなりどうした?
と感じた方も多いでしょう。
本日、とあるプロ野球チームが重要な局面を迎えており、ひと言でそれを形容するのであれば「あとひとつ」という表現が相応しいのです。
先に話を脱線させときますが、「あとひとつ」といえばNPBに限らず野球というスポーツになじみの深いフレーズです。
原義としては、9回ツーアウトに残りワンナウトという意味合いで「あとひとつ」という掛け声を守備側のプレイヤーたちが交わし合う様子に由来していると思います。
ですが、それ以上に世間的なイメージとしては、2010年熱闘甲子園テーマソングにもなったファンキーモンキーベイビーズの楽曲「あとひとつ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
「あと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いが叶う その時が来るって」というフレーズは、勝利を目指して野球に青春を捧げた高校球児たちのひたむきな姿を絶妙な言い回しで表現しています。
同楽曲はその後、当時楽天イーグルスの田中将大投手(MVにも出演)の入場曲にも採用され、ファンモンらしい前向きで力強い歌詞が先発登板24連勝という異次元の偉業を達成したマー君や楽天イーグルスの快進撃とともに東日本大震災復興を後押しするような形で、2013年の楽天イーグルス日本一に大きな花を添えることにもなりました。
日本シリーズ第7戦の9回表にマー君がクローザーとして登板し、入場曲の「あとひとつ」がKスタ宮城に流れた時の球場全体の一体感は、まるで映画のエンディングシーンを観ているかのようでした。
ファンモンの全盛期にリリースされた楽曲でもあり、日本社会に与えた影響からすればファンモンの代表曲といって差し支えないと思います。
ちなみに自分は「あとひとつ」のシングルのB面に収録されている「真夏のマジック」という曲がとてもお気に入りです。
海でデートするだけの曲で、野球とは一切関係ありません。
さて、相変わらず校長先生のお話並みに余談が長いです。
ぶっ倒れる生徒が出てくる前に、そろそろ本題に移ります。
私が15年近く応援している北海道日本ハムファイターズが、昨日福岡ソフトバンクホークスを7-1で下し、パリーグCS突破まであと1勝という段階にきました。
今年のファイターズは新庄政権発足以来、戦力的に最も充実していたものの、ホークスの猛追と9月の停滞が災いして、最後の最後にギリギリでV逸してしまうという、非常に悔いが残るシーズンとなってしまいました。
闘いの場をCSに移して以降も、対オリックスの1stステージは貫禄の2連勝で勝ち上がったものの、ファイナルステージではモイネロ、有原の気迫のピッチングの前に打線が沈黙し、呆気なく2連敗してしまって後が無くなりました。
しかし、迎えた第3戦。
エース伊藤大海の意地の投球がチームを鼓舞し、いよいよ打線がお目覚め。
ホークスの強力投手陣を見事に粉砕し、快勝。
さらに、そのままの勢いで3連勝を果たして、遂にCS突破に逆王手をかけました。
シーズンのV逸にはファンとして言いたいことは山のようにありますが、終わってしまったものは仕方ありません。
シーズンの無念をぜひともCSで晴らしてもらいたいです。
3月に投稿したファイターズ春季キャンプの記事で私が気になるルーキーとしてご紹介した山縣選手ですが、シーズンでは守備はもちろん打撃でもポテンシャルの高さを見せつけ、現球界最強左腕ともいわれるモイネロ投手から1試合2ホーマーを放つなど、驚愕のデビューを果たしました。
その山縣選手、なんと昨日の試合で負傷離脱してしまい、期待のモイネロキラーを直前に失うという不運に見舞われております。
とはいえ、今日の試合は勝った方が日本シリーズに駒を進め、負けた方は今シーズンが幕を閉じるという単純明快なファイナルラウンドです。
お互いが総力戦で、チームの全てを費やして死力を尽くし合う展開になる事でしょう。
モイネロ投手も中4日での登板ですので、短いイニングで交代する可能性が高いです。
ファイターズの打線はかなり好調ですから、ホークス投手陣相手でもつけ入る隙は必ずあるはずです。
直近3試合とは打って変わってロースコアゲームが予想されるところなので、内野守備をはじめに余計なミスだけは絶対にしないように気を引き締めて、今シーズン一のハイレベルな野球をしてもらいたいと切望しています。
流れと気運は間違いなくファイターズにあります。
そして、両軍は実力的には伯仲している強豪同士。
あとひとつ。
野球の神様をどうか味方につけて、9年ぶりの日本シリーズ進出、そしてエスコンフィールド初の日本シリーズ開催という夢を実現してほしいものです。
来週の記事で自分は笑っているでしょうか、それともいざゆけ若鷹軍団を熱唱している泣いているでしょうか。
そちらにもご期待ください。
それでは、また。
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