2026年7月23日木曜日

最南端チャレンジ

 みなさん、お疲れ様です。


先週あたりから気温がバグってます。

今年から新たに暑さの単位として気象庁が制定した「酷暑日」、すなわち最高気温40℃以上の日が早速連日にわたって観測されているようで、もはや日本列島の暑さは青天井の域です。


こんな焦熱地獄の炎天下のなか、先週土曜日は千葉県は外房エリアをがっつりとツーリングしてまいりました。

外房といえばのびのびとした道路と広大な太平洋の絶景が魅力で、実は2年前の夏にもツーリングした経験のあるエリアです。


弊ブログが始動する以前の紀元前の出来事でしたので、必然的にブログ記事の題材にはなったことがありません。

ですが、私がバイクを所有するようになって以来おこなった歴代ツーリングのなかでも、特に鮮烈な記憶の残る行き先の一つであったことから、今回も期待に胸を躍らせながら出陣してまいりました。



ルートとしては、銚子ツーリングの時と同様に序盤は都内から千葉県北にかけて横断し、東金九十九里有料道路という片道一車線の直線道路をひたすらに進んで海を目指します。


しばらく走れば、眼前に海と砂浜が広がる海岸で突き当たります。

トンネルを抜けなくてもそこは大海原です。


そして、突き当りを左に行っても右に行っても、九十九里有料道路という九十九里浜に面したこれまた片道一車線の道路に繋がります。

この時、左に曲がれば銚子方面(地図で言えば北)、そして右に曲がれば勝浦方面(地図で言えば南)に向かうことができます。


当然ながら今回は右折し、ひたすら南下していきます。


照り付ける太陽の下、浜風を浴びながらのんびりと走れば、日頃の煩わしい出来事など何もかも忘れることができます。

都内から千葉に差し掛かったあたりで一瞬だけ大雨に見舞われたのですが、海沿いに到達した頃には嘘みたいに清々しい快晴となっており、まさに絶好の海日和(?)でした。


九十九里浜から海を眺めたいとふと思い立ち、当初の予定から外れてバイクを停め、一宮海岸という海水浴スポットに立ち寄りました。

海水浴シーズン真っただ中ですから、ビーチは水着の老若男女で賑わっており、浜焼きやフランクフルトなどの定番の屋台もたくさん出ていて、夏を感じる光景でした。






その後、海鮮グルメを求めて、さらに南を目指します。

2年前のツーリングの際に入店した海鮮料理の食堂が素晴らしいクオリティであったのが記憶に焼き付いており、自分も同行者も満場一致でそのお店を再訪することにしました。


いすみ市にある夷隅東部漁協が直営している「いさばや」という食堂です。

漁港のすぐそばに店を構えており、港の雰囲気を味わいながら新鮮な海の幸を堪能することができます。

以前来店した際はとんでもない長蛇の列が並んでおり、冗談抜きで1時間近く並んだのですが、今回はまったく客列がなく、そのままテーブルまで案内されました。


自分はたこ飯とお刺身のセット御膳を注文しました。

歯応えよく噛めば噛むほど旨味の滲み出てくるタコにかつて心底震え、あの感動を再び味わいたく、2年前と全く同じメニューをチョイスしています。


出された料理は相変わらずのクオリティで、都内で食べるタコとは一線を画した歯応えと旨味に今回も舌鼓を打ちました

他にも、鮮魚のお刺身は舌でとろけるようで、サイドメニューで頼んだたこの唐揚げは身がプリプリしており、どちらも非常に美味でした。

食欲のあまり写真を撮り忘れたのが痛恨のミスです。



腹ごしらえも終え、いよいよ本格的に房総の最南端を目指します。


道中、勝浦の辺りでかつうら海中公園というスポットに立ち寄りました。

こちらも過去に訪れた場所ではあるのですが、併設している「海の博物館」なる施設を前回はスルーしていたため、今回こそリベンジすべく、2年ぶりの再訪となりました。


入館料200円というリーズナブルな価格ながら、魚や海生生物の類はもちろん、鳥類の展示や期間限定の特別展なども開かれており、コンパクトな館内に豊富な見どころが凝縮されていました。

中庭に設置されているダイナミックなクジラの骨格標本がひとつの目玉でしょうか。



かつうら海中公園には海上にそびえたつ展望台もあり、その海面下に伸びた階層に降りていくことができます。

そこでは窓から海中の光景を見渡すことができる構造になっており、ご想像の通り、至近距離で様々なお魚さんを観察できます。

リアルな野生個体をじっくりと眺める体験には、水族館とはまた一味違った面白味がありました。



展望台に続く架橋から撮影した外房の海です。


この日は比較的波が穏やかで、落ち着きのある情景でした。


前回のツーリングでは波が荒れており東映映画のオープニングみたいになっていたので、季節によって波があるのだと思います(波だけに)。




さて、上の写真からお分かりの通り、かつうら海中公園を出発した時点で日が既に落ちかけている時間帯ではありましたが、行程でいうとまだまだ半分に差し掛かったところです。


ここからは寄り道せずにひたすら最南端を目指します。


( 中 略 )


遠路を遥々と、そして辿り着きました。

房総半島最南端の地、野島埼灯台です。


奥にみえる白いのが野島埼灯台、写真を撮影しているのは野島埼灯台公園と呼ばれる場所です。

灯台は開放時間が終わってしまっていたため、残念ながら内部は見学できず。


その代わり、周囲一帯を多めに散策できました。

この黒光りする物体は、「房総半島最南端の地」石碑です。まんまですね。




麓の街では偶然にも縁日が開催されていました。

南房総市の白浜という地域だそうで、白浜海女祭りというイベントみたいです。

自分は港町の夏祭りなんてぼくなつ4でしか経験したことがないような都会っ子です。


そういうものと無縁で生きてきたからこそでしょうか、海辺の薄暮のなか連なるように浮かぶ提灯の灯りが活気よく賑わう人々を優しく包み込む光景には、得も言われぬ情緒が感じられました。



「エモい」という言葉は「得も言われぬ感情」の略なのかもしれません。



ここで本日の旅程は終了です。

祭りの賑わいにも別れを告げ、帰路につきました。


実際には帰り道では海ほたるを経由することになるため、そこでも多少時間を潰しましたが、大したエピソードではないのでブログでは割愛しましょう。

ちなみに、海ほたる内では違法改造車向けの無料車検が開催されてました。



久々に大ボリュームなツーリング記事をお届けした気がします。

外房を本格的に走るのが2年ぶりということもあって、初見ではないスポットであっても前回とはまた違った新鮮な感動がありました。


何よりも、房総半島最南端に無事辿り着けたことへのカタルシスが最大の収穫です。

梅雨明けの天候にも恵まれ、近年でも指折りの素晴らしいツーリングになりました。


それでは、連日の酷暑、くれぐれも熱中症にはお気をつけください。


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